いくつになっても今日がはじまり

羽生章洋の個人的な記録

こんまりさん

「人生がときめく片づけの魔法」という書籍があります。何と70万部を突破したそうで、著者のこんまりさんこと近藤麻理恵さんは、TVにも出演されてたりします。

夏ごろに相棒が上記の書籍を買ってきました。読了後、心に火がついたのかすごい勢いで片付けをして、随分とすっきりしました。その様子を傍で見てるとやはり気になってくるもので、私も読んでみたのです。結果として、これまで決して捨てたり手放したりすることの無かったビジネス書などを相当数ブックオフに持っていくという展開になりました。正直自分でもびっくりでした。

この「人生がときめく片づけの魔法」という本、岡田斗司夫さんのレコーディングダイエットについて書いた「いつまでもデブと思うなよ」に似てると思います。とにかく「何故」というところに物凄く思いを込めた(読む人によっては暑苦しく押し付けがましくうざったいw)語りがあって、そのフィロソフィに沿って具体的なアクションプランにつながっています。その思いの強さが逆に反感を買うケースもあるようで、アマゾンの書評などでも賛否両論だったりします。

あと、こんまりさんの場合は、恐らく膨大な数をこなしてきたのだろうなぁ、というのがバックボーンにあるのですね。このあたり、雰囲気としてはあの名著である「育児の百科」の松田先生に近い迫力を感じます。

先日の金スマをたまたま見ました。ちょうど偶然にこんまりさんが出演していたのですが、出演者の方々が面倒くさそうな衣類などを持ってきて「こんなのも本当にこんまりさんの言うように綺麗にたためるんですか?(いやきっと無理に違いないw)」みたいな企画があったのです。そのときのこんまりさん、「楽勝です」と一言。そして実際に手際よく自分でさっさと畳んで見せたのです。これを見て私は「これは正に歴戦の勇士」と、思わず漢(と書いて"おとこ"と読むw)を感じてしまいました。

ここで自分を引き合いに出すのもおこがましいのですけど、私も何冊か書籍を出させていただいてます。その中の一冊にデータベース設計の本があるのですけど、結構異論反論というかそういうのも割と沢山あります。その書籍の中でレシートを元にDB設計するというネタがあるのですが、よく飲み会などで芸のひとつとして披露したりすることもあります。大抵、「そうは言っても、本当に書籍に書いてるように出来るんですか?」というような半信半疑な感じで皆さんご覧になられるのですけど、実際にやってみせると「おぉ!」と。痛い目も含めて、私もそれなりに実戦の場数を踏んできてますので、口先だけじゃなくて実際にやってみせることが出来るのですけど、こんまりさんが似たような感じで実際にやってる様子を見て、何というかシンパシーを感じたりする次第です。

著者のキャラクター性の話は脇に置くとして、この「人生がときめく片づけの魔法」は確かに凄い、と。自分の部屋が片付いたというのもあるのですけど、それ以上に仕事などについても応用が効くような、非常に本質的なものを感じます。そのあたりについては、今取り組んでいるものにも関連したりするので、近々絡めながら改めて書いてみたいなぁ、と思います。

何はともあれ、今年も残り僅か。すっきりして新年を迎えるのに意外と役立つかもしれません。師走の忙しない時期ですが、よろしければ是非ご一読を。お勧めします(^^)


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ついでに自著もPRしたりしてw

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