いくつになっても今日がはじまり

羽生章洋の個人的な記録

2つの"何か"

商売とは? というのは、色んな人が色んな事を言うわけですけど、煎じ詰めていくと

・誰に
・何を
・どのように

売るのか、あるいは買ってもらうのか、というのが要諦だと思われます。

ただ、ここで大切なのが、このうちの、何を、というのはもう一段掘り下げるということなのではないかと感じる出来事が色々とありました。即ち

 「何を達成するための、具体的な何を」

ということになるでしょうか。具体例で考えると、

・のび太くんの
・「空を自由に飛びたい」を達成するための、
・具体的にはタケコプターを、
・ネット直販クレジット分割10回払いの19,800円で、

みたいな感じでしょうか。

あるいは、「誰に」というのが実は「何を達成したいと思ってる、どんな人に」ということになるのかもしれません。ただ、意外と「誰に」とだけ言うと属性の話、例えば「40代の主婦に」「幼稚園の娘を持つパパに」みたいなところに終始しがちです。しかし肝は「何を達成したいか」ということであり、それをひっくり返すと「この商品は何を達成できるのか」ということが説明できないと駄目なのではないかと考えるのです。

で、これに当てはめると、例えば高画質テレビというのは「具体的な何か」なので、では「誰の、何を達成するために、」その高画質テレビを売るのか? という問いになったりします。しかし、そうすると、端的に言えば売れる気がしないんですねw 何が達成できるのかのイメージが沸かないのです。

そう思うと、ついついテクニカルなスペックに走っちゃうのは自分も同様なので、失敗を繰り返さないようにこういう定規を用意して、繰り返し測りなおして確認したいと、考えたりしています。